今年、2025年=令和7年は、昭和の暦で数えると100年目にあたる年です。
社会が大きく動き、エネルギーに溢れていた昭和時代に愛された名曲をご紹介します。
昭和の歌ごころを綴った作詞家にフォーカス。
今回は松井五郎作品をピックアップします。
70年代にフォークソングの洗礼を受け、音楽活動をスタート。
1980年にヤマハポピュラーコンテストに出場しますが、クリスタルキング「大都会」の前にあえなく敗退。しかし、そのコンテストで興味を持ってくれたプロデューサーに声をかけられ、その出会いをきっかけに1981年、チャゲ&飛鳥のアルバム「熱風」で作詞家としてデビューします。
1984年、石川優子&チャゲ「ふたりの愛ランド」、MIE「Never」などヒット曲を出し、作詞家としてヤマハに所属。
そして、同じ年に安全地帯の依頼があり、玉置浩二と出逢います。
1985年にリリースされた安全地帯のアルバム「安全地帯II」のほぼ全曲を作詞。
アルバムからのシングル「悲しみにさよなら」で、初のオリコンチャート1位を経験します。その後、数多くの安全地帯作品に参加し、「6人目の安全地帯メンバー」とも言われていました。
氷室京介、HOUND DOG、吉川晃司、工藤静香等といったロック系のアーティストへの作品提供が多いイメージですが、声優アーティスト、演歌歌手にも作品提供しています。アニメ『忍たま乱太郎』の主題歌「勇気100%」や坂本冬美の「また君に恋してる」も松井五郎作詞作品ですね。