あなたには叶えたい夢がありますか?
2月23日から公開の映画「ドリームプラン」
世界最強のテニスプレーヤー、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹。2人合わせて、グランドスラム30回優勝。金メダルは5つ獲得!という、テニス界のスーパースターですね。彼女たちをワールドチャンピオンに育て上げた父、リチャードさん。お金なし、コネなし、テニス経験もなし、だけど、独学で作り上げた「計画書=ドリームプラン」が成功に導いた、という実話に基づいたドラマです。
リチャードさん。テレビでテニスの試合を見ていて、ルーマニアのバージニア・ルジッチ選手が優勝賞金の4万ドルを受け取るシーンを目撃。あ、これだ!と思ったそうです。
この時点で、彼は娘をテニスの世界王者にすることを決意します。
あ、違う、違う。
「娘を」ではなく「娘たちを」でした。というのもこれはビーナスが生まれる2年前のこと。娘たちを世界王者にするべく、78ページの計画書を作り上げます。しかも独学で。それは計画というよりも、予言に近い形で実現していったそうです。
「いやいや、それって、相当すごい人だったから、実現したんでしょ?」と思いますよね。
確かに規格外に破天荒な人だったそうです。でも、リチャードさんだけでなはく、夢を叶えた人はだいたい誇大妄想を抱いているそうです。
神戸市生まれの作家、本田健さんによると「夢を叶えた人は未来を先に決めている。自分がなりたい姿をイメージすれば、自動的に夢は叶う、それは脳の仕組みを考えればよくわかる。」と。
ん?脳の仕組み?ってどういうこと?
脳は一秒間に本にするとおよそ60万冊分もの情報にさらされると言います。これを全て認識していていたら、間違いなく脳はパンクします。そうならないようにして備わっているのがRAS(ラス)という神経の集まり。RASは脳に入ってくる情報を「これいる」「これいらない」と自動的に分けてくれるんですね。
例えば、ガヤガヤとしている空港でも自分の名前が呼ばるとわかる、とか、ピンクの服が欲しいなと思ったら、街を歩いていてもやたらとピンクが目に入るとか。。。
なので、まず、どんな夢を叶えたいのか。何をしたいのか、明確に決めることが大事。その場合、どうやって叶えようか、などと方法を考える必要はないそうです。なぜならRASくんがやってくれるから。
重要なのは何をしたいのか、具体的に決めること。
GPSの目的地を設定する要領ですね。GRSの仕組みをわかっていなくても、任せていれば道を案内してくれる。目的地、夢を具体的に持っていれば、たどり着くためのヒントは自動的に集まってくる。
しかもその夢はパソコンやスマホに打つ、ではなく、紙に書き出すほうがより効果的だそうです。