ブラックミュージックはお好きですか?
お好きです。笑
私の愛聴盤をご紹介させてくださいね。
まずはゴスペルです。ゴスペルというと、ご存知のように、遡ること17世紀、アフリカから強制的にアメリカへ連れてこられた人々の悲痛な歴史から始まった音楽ですね。その多くはアメリカ南部の木綿農園で過酷な労働を強いられ、自由に歌ったり踊ったりすることすら許されないという状況の中で、唯一残されたのは、農作業をしながら歌うワークソングと日曜日に歌う賛美歌だけ。。。そんな彼らが心のよりどころとして密かに口ずさんだ祈りの歌、それがゴスペルの始まりと言われています。
1930年頃、元々ブルースシンガーだったトマス・A・ドーシーが数多くの賛美歌を作曲。それらが現在のゴスペル原型と言われています。それをアメリカ全土に広めたのがゴスペルの女王と言われる、マヘイリア・ジャクソン。その後、ジャズやロックなどさまざまなジャンルの音楽と結びつき、今も進化し続けています。
今回ピックアップしたのはKirk Franklin
1997年に、同郷テキサスの総勢52名のゴスペルクワイアNu Nationを総合プロデュースした作品、Kirk Franklin’s Nu Nation『God’s Property』
ゴスペルアルバムですが、R&Bアルバム・チャートでNo.1にもなったとして当時、話題になりました。1997年というと、私はこの仕事を始めて、一年も経たない頃で、輸入盤をジャケ買いしました。それが大当たりで、番組で積極的におかけするというよりは、個人的な趣味として楽しんでいた作品です。。。
正統派なゴスペルではなく、ヒップホップやファンクの要素を多く取り入れていますので、あまりゴスペルを聴かないな、という方にも楽しんでいただけたら嬉しいです。。。
まずはファンキーな一曲 stomp、ごきげんな、これぞコンテンポラリーゴスペルナンバー
もう一曲は 「My Life Is in Your Hands」
Spike Lee監督作品『Get on the Bus』のエンディングで流れていた曲です。メロウです
いかがでしたか?
次回もゆるりとお付き合いいただければ。。。